- CBDがストレスに良さそう!
- CBDはよく眠れる!
- CBDはリラックスできる!
最近よく聞くCBDですが、原料が「麻」と聞くとやっぱり少し不安ですよね。
ここでは本当にCBDは安全なのか、CBDの安全性や副作用についてお伝えしていきます。
CBDは本当に安全なの?
国際的権威のある「WHO依存性薬物専門家委員会」の報告の中で「ヒトにおいてCBDには乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない」として記されています。
CBD単体での何かしらの悪さをすることはほぼ考えられず、唯一考えられることとすれば、他の薬との飲み合わせ(薬物相互作用)によってなにかしらの影響が出てしまうことくらいです。
※グレープフルーツジュースど同時服用をしないこと、と注意書きされている薬剤との飲み合わせには注意してください。
医薬品の血中濃度上昇や作用時間延長の影響が出る可能性があります。
持病をお持ちの方やお薬を服用されている方は、かかりつけ医へご相談いただければ、よりご安心いただけます。
その他、CBDは肝臓で分解されますのでCBDの飲み過ぎによる肝臓への負荷が考えられますが、これは特段CBDに限ったことではなく、アルコール等でも同様のことが言えます。
つまりはCBDは特別な取り扱いをしなくてはいけないほどの悪さをする成分ではないということですね。
引用
参照元:WHO
WHO 薬物依存専門家委員会 (ECDD) は、純粋な状態では、カンナビジオールに乱用の可能性や害はないようであると結論付けました。
CBDオイルでの副作用やアレルギー反応は?
よくある副作用は、倦怠感、眠気、イライラ、目眩、軟便、多動、頻脈があげられますが、大半が少量から少しずつ増量することで回避することが可能です。
疲労感や眠気は多い傾向にありますので、運転には十分注意するようにしてください。
以下は海外医薬品の研究結果に基づく参考数値です。複数回答可、かつ回答者の割合のため、合計が100%となるわけではありません。
ランク | 副作用 | 回答者割合(%) |
---|---|---|
1 | 疲労感、鎮静 | 67.7 |
2 | その他 | 45.2 |
3 | 頭痛 | 22.6 |
4 | 不安 | 16.1 |
5 | めまい | 12.9 |
6 | 口と目が乾く | 12.9 |
7 | 集中力の低下 | 12.9 |
8 | 吐き気、嘔吐 | 12.9 |
9 | 頻脈、動悸 | 9.7 |
10 | 食欲増進 | 6.5 |
これは原料となる麻に含まれる成分(CBD以外の成分も含む)で考えられます。
いわゆる卵アレルギーなどといった食品におけるアレルギーと同様です。そして食品アレルギーよりも頻度は低いと考えられます。
普段生活をされる中で、たくさんの食品アレルギーをお持ちの方は、CBDオイルを摂取される場合は注意が必要です。
お酒とCBD(麻)と比較した場合の研究結果
イギリスの研究論文「THE LANCET」という医学雑誌において、イギリスの精神科の先生であるデビット・ナット氏が記述された興味深い記事です。
「英国における薬物被害: 多基準決定分析」ということでお酒とCBDの原料である「麻」に関する比較が見てとれます。比較の視点としては様々な観点から16項目に分けスコアをつけ、スコアが高いものを危険とみなす、という研究となります。
以下の図をご覧ください。

図から見てわかるように、驚いたことに最も危険となったものが一番身近な「アルコール」なのです。
CBDの原料となる「麻」は8番目、スコアもアルコール72点と麻(CBD)20点ということで、危険性ランキングでは実はお酒のほうが3倍ほどスコアが高いという結果が示されています。
これらを見ると、CBDが思っている以上に危険性が低いということがわかっていただけると思います。
まとめ
CBD自体に乱用性や依存性はなく、安全な成分であることがわかっていただけたと思います。
注意すべきはアレルギーをお持ちの方であったり、まだまだエビデンスの少ない妊娠中の方は控えていただくほうが無難です。また、持病をお持ちの方は独断で摂取は行わず、かかりつけ医へ相談するようにしましょう。
CBDそのものは安全ですが、残念ながら世間に流通しているすべてのCBD製品が安全とは限りません。しっかりと知識をつけてCBDを有効に活用していきましょう。